
オメガ3脂肪酸は生理痛の緩和に有効という研究結果が何個か出ています。1)~7)
日本の皆さんが良く聞かれるDHA・EPA、アルファリノレン酸などはオメガ3脂肪酸に分類されます。
どうしてオメガ3脂肪酸が生理痛に効くのか?
今のところ、生理痛がなぜ起こるのか、何が原因なのかはっきりとはしていません。不要となった子宮内膜を排出するために子宮の収縮を促進させ、痛みの原因となるプロスタグランジン種が多いと、生理痛がひどくなるのとの研究報告があります。A) B)
図を見ると一発でわかりますが、この痛みの原因とされるプロスタグランジンにもたくさん種類があるんです。14種類くらい。

ここを見るとお分かりのように、右側のオメガ6がたくさんあると、炎症や子宮収縮の原因となるプロスタグランジンの材料となるアラキドン酸がたくさん出きてしまい、生理痛がひどくなるのではといわれています。
西洋化の進んだ現代の食べ物はオメガ6脂肪酸にありふれています。特に植物油(コーン油、ひまわり油、大豆油)マヨネーズ、瓶詰のドレッシングや、肉類。揚げ物大好きでしょ?わたしも大好きです。
で、オメガ3脂肪酸を積極的に食生活に取り入れると、このアラキドン酸を産生する速度が炎症を抑えるほうのプロスタグランジンの種類を増やし、生理痛が緩和するという仕組みです。
現代の日本の食事では、目にはっきり見えないオメガ6の過剰摂取の人が多いので、サプリで積極的にオメガ3を補っていきましょうということもよく耳にするかもしれません。C) オメガ6とオメガ3の割合が大切だということも良く聞くと思います。
ではオメガ3は何に多く含まれるか!青魚です。あとは亜麻仁油、フラックスシード・オイルなどなど、なんとなーく健康そうな油脂を週3~4日は積極的にとって行きましょう。 参考D)
サプリはDHA・EPA、フィッシュオイルなどをはじめてみると良いかと思います。
少なくとも1か月くらいは様子を見てみてくださいね。