
アメリカのERを実況中継
さて、イケメン医師に遭遇したまり子は、思わずこのイケメン医師の指輪具合をみてしまいました。横にいたオットはすかさず「あの医者は君のタイプだろう。そして指輪をチェックしていただろう」と思いがけずツッコミを入れられてしまいました(笑)
問診が終わると、看護婦さんがさーーっと3人くらい集まってきました。
まず最初の看護婦さんは血液検査を一通りする為にぶっとい試験管を5本くらい取られます。貧血だって言ってんのに。
そして、その次の看護婦さんは脈拍と心音と血圧を測りにきました。
そして次の看護婦さんがまた私から血液を取りにきました。
で、この吸血鬼たちが去ったあと、検査結果を待っている間にイケメン医師再登場。
このイケメン医師が次に言い放った言葉に私は衝撃。イケメン医師はオットに部屋からしばし出て行くように指示をしたあと、
「これから子宮内検査するから下着脱いで」

えっ?
当たり前だけど、私は観念するしかありませんでした。
検査自体はささっと終わったのですが、出血が酷くてこのイケメン医師もだいぶ引いていました(笑)
このイケメン医師の専門外だったので、すぐに産婦人科の医師が呼ばれました。
この産婦人科医と話をしたところ、出血をすぐ止める為に子宮内掻爬術(アメリカでは Dilation and curettage (D&C) と言われます)をしないといけないと言われました。
産婦人科医と麻酔とこのD&Cのことについてしばし説明を受けたあとは、経膣の超音波検査室に行きました。この超音波室に行く為にわざわざベッドを移動してくれる看護師さんがきて、大丈夫よーと小話をしながら超音波検査室へ。
そんな間も出血は続き、超音波技師の人もだいぶ引いていた。(どんだけ出血がひどいのか)
これが全て終わったとき、ここで検査結果がでたのですが、ヘモグロビン量が輸血が必要なレベルだったので速攻輸血に入りました。
輸血をしている間、だいぶ暇だったのでしばし携帯で遊ぶ私。
輸血って最初の15分間でショックが起こるときは起こるので、看護婦さんがしばしこの間一緒にいてくれます。人生で初めて輸血をしたので、ちょっと緊張しました。
もう輸血を始めてから30分くらいしてから、体調がみるみる回復していくのがわかりました。
皆さん、本当に生理の大量出血は放っておくと本当に死ぬので、我慢しないで大量出血が1日以上続いたら絶対に絶対に放っておかないでください。
(後編に続く)