乳製品が自分の身体に合っているかどうか、実験してみる

まず言っておきたいのですが、長く続く生理痛・生理不順は普通の状態ではないです。
これが長く続くようだったら、まず産婦人科や婦人科に勇気を出して行ってください。もっと詳しくホルモンの検査を進めたかったら内分泌科へ。いろんな検査を通してわかることがたくさんあると思います。まずは病院に行きましょう。これは、検査を通して、何も答えが得られず、生理痛は続く。。。という状態の女性にもしかしたらヒントがあるかもしれない、くらいのお気持ちで読み進めて下さいませ。
ヨーグルト
チーズ
生クリーム
牛乳
牛乳をベースにした上記の食べ物以外にもクッキー、ケーキ、チョコレートなど乳製品はありふれています。牛乳アレルギーのような大きな身体の症状がなくても、牛乳に含まれているたんぱく質カゼインA1が身体に合わないという人たちもいます。乳糖不耐症の方もいらっしゃいますね。でも、特に問題がないので、そのままにしてきたという人が大半だと思います。
欧米と同じように日本の乳牛はホルスタイン種がメインです。このホルスタイン種の牛乳の中に含まれる牛乳のたんぱく質A1カゼインが実は問題なのです。身体でうまく消化されないのに、なんとなく小さいころから牛乳飲みなさいと言われていたし、給食でも出されていたから、食べ続けてきた感じですよね。
しかも、牛乳飲んでいたら巨乳になったとかいうこともちょくちょく聞いていたので牛乳飲んでいた。。(私はそういう時期がありましたよ)という方もいらっしゃいませんでしょうか。
このA1カゼインが、体内で炎症を起こしやすくしているとの研究報告が何個もあります。ホルスタイン種の乳牛に含まれるたんぱく質がカゼインA1です。ジャージー種の乳牛から摂取できる牛乳のたんぱく室はA2カゼインで、これは細胞にA1ほど炎症反応を起こさないとの報告や、消化器官の影響の違いなどの報告もあります。ー>https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24166511 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24986816
https://www.nzherald.co.nz/business/news/article.cfm?c_id=3&objectid=11935724
牛乳を習慣的に飲み始めたころから、扁桃腺炎や耳の感染症になった方はいらっしゃいませんか?お母さんに小さいころ、よく扁桃腺炎とか耳の感染症になったかどうか聞いてみて下さい。
A1カゼインが身体の細胞に炎症を起こさせていると、生理痛、にきび、かぜをひきやすい、花粉症がひどい、喘息などなどの症状が出やすいとされています。マクロビをはじめて花粉症がなくなったという方、それは乳製品をやめたことも一因です。
牛乳アレルギーがあるかどうかは一般的なアレルギー検査で判明するのですが、A1カゼインが自分の身体に炎症を起こしているのかどうかを知る検査って現時点では本当に限られています。
一番効果的なのは、3か月間だけ乳製品をやめてみる。で、身体に炎症を起こしているとされる症状、たとえば生理痛や喘息、片頭痛、にきびがどうなったか観察してみて下さい。そして3か月目に思いっきり乳製品解禁してみて、生理痛や疲れやすい、ニキビが増えた、関節痛が出たなど、体調の変化を観察してください。
実はバターは唯一乳製品の中でも
A1カゼインが非常に少ないので、グラスフェッドのバターは、乳製品をやめている最中でも大量に食べなければ大丈夫です。
カゼインA1が私たち全員の身体に炎症を起こすわけではないんです。なので、乳製品普通に食べていても、何の変化もない。なんの不調もないという方もいらっしゃいます。
もし、生理痛がひどくて、にきびも顔中にいっぱい、しかも喘息、片頭痛がひどいとかいう症状があったら、乳製品を3か月やめてみるのも良いかも。。。。
というヒントでした。