カフェインをすこーしずつ減らしてみる

まず言っておきたいのですが、長く続く生理痛・生理不順は健康な状態ではないです。
これが長く続くようだったら、まず産婦人科や婦人科に勇気を出して行ってください。もっと詳しくホルモンの検査を進めたかったら内分泌科へ。いろんな検査を通してわかることがたくさんあると思います。まずは病院に行きましょう。これは、検査を通して、何も答えが得られず、生理痛・生理不順は続く。。。という状態の女性にもしかしたらヒントがあるかもしれない、くらいのお気持ちで読み進めて下さいませ。
朝に一杯のコーヒーや紅茶がないと1日なんとなくボーっとして仕事にならない。
とにかくカフェインがないと朝起きられない。
カフェインがないと片頭痛がする。
等々。
現代を生きる大人は、男女とも毎日カフェインを摂取して身体を奮い立たせ、この奮い立たせた身体をさらに幸せな気分にするために砂糖を取り、この興奮した身体を鎮めるためにアルコールをとって無理やり眠りにつく人が多いのではないかと思います。
実は、最近なんとなく悪者になっているコーヒー、とある研究ではコーヒーの摂取で記憶力の低下を予防できる(1)https://academic.oup.com/aje/article/156/9/842/256007
インスリンに対する感受性が上がり、2型糖尿病のリスクが減少した
(2)www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20008687
等々、カフェインの摂取にはポジティブなニュースも出てきています。
コーヒーを飲んで、なんともない、元気いっぱい。コーヒーがあると幸せだし、コーヒー飲んでも問題なく眠れる人はどうか大好きなコーヒー飲んで元気いっぱいに人生楽しんでください!(笑)
私がカフェインをやめてみませんかとお伝えしたいのは、いつもいつもいつもいつもいつも疲れている方。コーヒーを飲んでやっと一日生き延びている方にです。
カフェインは身体の中のコルチゾールとアドレナリンを増加させます。
アドレナリンとコルチゾールが増えるということは、身体がいつも逃げる準備をしようとしている状態。
具体的にいうと、心拍数が上がる、血糖値が上がる、呼吸数が増える、血管が収縮して身体の中の大きな筋肉に血液が集まる、感覚が鋭くなる
等々の症状がおきます。
たまにだったらもちろん身体も対応できるんですけど、疲れている上に身体がいつもいつもカフェインで興奮している状態にあると、最終的に身体がストレスに対応できなくなるのですね。
そして、コーヒー飲むとなんとなくクッキーとかケーキとか食べたくなりませんか?これは心拍数上がって身体がすぐに利用できる糖分を欲しがるからですね。これで血糖値をさらにあげると、なんとなく身体がシャきっとしてしばらくは仕事もはかどる。。。という毎日の方も多いかもしれません。
ただ、身体がシャキッとした1~2時間後にどーーっと疲れてしまう人は気を付けてください。これは血糖値がコーヒーとクッキーとともに急激に上昇した後、急速に血糖値が下がって身体が対応できなくなっているサインです。
これを繰り返すと、今度は血糖値のバランスも身体で取りづらくなって、今度はインスリンのコントロールもうまくいかなくなり。。。となります。このインスリンの詳しいお話は
こちら。身体がこの状態になると、他のホルモンバランスも崩れてしまい、なんと生理サイクルにも影響がでてきてしまいます。
もし、いつもカフェインと砂糖や炭水化物を多く取っている方で、生理が来ない、生理痛やPMSがひどい。という方はカフェインを少しずつでよいので減らしてみると、他のホルモンバランスも整ってくる可能性があります。
まずは、コーヒー1日3杯飲む人は最初の1か月で1日1杯に。
その次の月にコーヒーを1日おきに1杯。
その次の月に3日おきに1杯と少しずつ減らして
3か月目に身体がどんな感じに変わってきたか
観察してみて下さい。
ではでは。